CHAIN CHRONICLE 3

どこともない空間に、無機質な声が響く。
「システム起動―」「エラー」「システム再起動――」「エラー」…………

ある日、世界樹の根元に空から落ちてきた「卵」。そしてその中から現われた少女・セレステ。
彼女は精霊島の誰とも似つかない「鋼鉄の身体」を持っていた――
余所者を厭う森妖精には彼女を忌み嫌う者も多かったが、
セレステは、森妖精の兄妹・クーシャンとシーシャン、そしてそれを保護する老グリフォン・ヴォルクリスに家族として迎え入れられ、
日々を楽しく一生懸命に暮らしていた。
ある日、異形の群れを従えた少女が、世界樹を襲う。ナランハと名乗るその少女もまた、セレステとよく似た鋼鉄の身体を持っていた。
精霊島と家族を守るために立ち向かうセレステに、ナランハは説く。――「使命を思い出せ」と。

精霊島を守るため、ナランハと共に空へと消えたセレステ。
消えたセレステを探すため、クーシャンとシーシャンは船に乗り、精霊島を後にする。
一方、セレステは賢者の塔付近に墜落したところを魔法兵団によって発見され、塔へと保護されていた――

-アリーチェ篇と運命の交差-

賢者の塔に保護されたセレステだったが、その不思議な身体に興味を持ったメルティオールに追い掛け回される。
あまりのメルティオールの変態ぶりに、ヴェルナーたち魔法兵団が、セレステを守るべくメルティオールに刃を向ける!

精霊島へと帰還したセレステ。
しかし島では、彼女を排除しようとする者たちが動き始めており、セレステたちは彼らとの戦いを強いられる。
さらに精霊島の奥底に隠された秘密が、遥か長い時間を経て白日の下へと晒されようとしていた。

精霊島の謎を解き明かすため、聖王国へとやってきたセレステたち。
ガーディアンギルドの膝元である港町を越え、復興進む王都でユリアナとの謁見に臨む。
果たしてセレステたちは、謎の印の正体を解明することができるのか。

-ヘリオス篇と運命の交差-

意識を失ったまま精霊島へと戻ってきたセレステだが、島では彼女を嫌う森妖精たちが一大勢力となっていた。
セレステの扱いを巡って対立する森妖精たち。
だがその最中、島には次々と来訪者が姿を見せる。

-ヘリオス篇と運命の交差-

王都へと向かうべく海に出たセレステとヘリオスたち。
しかし、港町は王都の混乱から逃れようとする船で大混乱だった。
途方に暮れるセレステたち。
そんな中で飛び交う不穏な噂の数々、果たして王都と聖王国の人々は無事なのか。