
互いに戦い切磋琢磨を続ける鬼たちの土地、九領。その中でただひとつ、鎖国を続ける第四領――
その第四領にアマツという「角なし」の鬼がいた。
ある日、役人を襲ったごろつき仲間を庇ったアマツは、領主の息子・オウシンによって捕らえられてしまう。
牢を抜け出したアマツだが、それを読んでいたオウシンに待ち伏せられ、一騎打ちとなる。
剣を交わし、二人は互いにその強さを実感するが、戦いの最中、突如アマツの額に「炎の角」が出現。
強大な力を発揮したアマツはオウシンを弾き飛ばし、辛くもその勝負を制し逃げ遂せるのだった。
直後、アマツの前にベニガサと名乗る女性剣士が現れる。
丸腰のアマツに刀をやろうという彼女と共に、二領の刀鍛冶の元を訪れた二人。
そこで捕らえられていた猫のような火妖精のような生物――火鬼のヒトリに出会う。
屈託のないヒトリに心を許すアマツ。
だが、過酷な運命の刃は非情にも彼らを襲うのだった――